CCSAが旅行者を騙すホテルに注意
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新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)は、11月22日の会見で、「タイランドパス」のパッケージで旅行者を騙すホテルがあることを明らかにしました。いくつかのホテルは海外からの旅行者を騙し、部屋の予約のみで、空港からホテルへの送迎や、タイ到着時のPCR検査の料金を含まず販売を行っているとのことです。
タイは11月1日より、入国証明書(CoE)に代わって「タイランドパス」を導入しました。「タイランドパス」を受け取るには、完全にワクチン接種を終え、陰性証明を有し、5万米ドルをカバーする健康保険に加入していることが条件となります。さらにワクチン接種済みの旅行者を隔離無しで受け入れる「Test and Go」プログラムに参加している61の国と2つの地域からの旅行者は、空港からSHA+認定ホテル等への送迎が必要で、ホテルでは指定の病院のスタッフによるPCR検査の必要があります。
しかし、一部ホテルは料金に送迎とPCR検査の代金を含めておらず、それを知らない旅行者が「タイランドパス」の承認を受けてしまい、タイ到着時に新しいパッケージ(送迎・PCR検査付き)を購入しなければならないか、入国拒否となる事案が発生しているとのことです。
またホテルの中には、入国時に問題が発生したため宿泊予約をキャンセルし、別のパッケージを購入した旅行者に、返金を行わなかったところもあると言います。
なお当局は事前にホテル予約サイトに条件を通知しており、送迎やPCR検査を購入しなかった旅行者は、「タイランドパス」での入国を拒否すると伝えていたとのことです。
報道官は、「一部のホテルは、故意に訪問者を欺いた」と述べています。