詐欺グループに騙されリゾートで「自分を監禁」 父親がGPSで追跡し送金前に息子を救出
詳細
タイ国内で、特殊詐欺グループによる「バーチャル誘拐」の手口に騙され、男子大学生がリゾート施設に一人で閉じこもるという事件が発生しました。幸いにも、父親の機転と迅速な行動により、被害を防ぐことができました。
報道によると、被害に遭った男子大学生は、警察や郵便局員を装った詐欺グループから電話を受けました。犯人グループは「あなたの荷物に違法な物が入っている」「資金洗浄(マネーロンダリング)に関与している疑いがある」などと脅し、学生を精神的に追い詰めました。
さらに犯人は「身の潔白を証明するためには、捜査に協力する必要がある」と騙し、学生に対して以下の指示を出しました。
1. 自宅や寮を出て、人目のつかないリゾートホテルに部屋を借りること。
2. 部屋に一人で閉じこもり、誰とも連絡を取らないこと。
3. 常に犯人とビデオ通話を繋ぎ続け、監視下におくこと。
息子と連絡が取れなくなったことを不審に思った父親は、すぐにスマートフォンのGPS機能(位置情報追跡アプリ)を確認しました。すると、息子の現在地が自宅ではないリゾート施設を示していることが判明しました。
父親はただちに警察に通報し、GPSの情報を頼りに現場のリゾートへ急行しました。
父親と警察官が部屋に突入した際、学生は恐怖に震えながら犯人と通話している最中でした。父親はすぐに電話を取り上げて通話を切断し、犯人グループへの送金が行われる寸前で息子を保護しました。
警察は今回の手口について、被害者を遠隔でコントロールし、身代金を要求したり送金させたりする「バーチャル誘拐」の一種であると指摘しています。「公的機関が電話で送金を要求したり、外部との接触を禁じて隔離させたりすることは絶対にない」とし、同様の電話があった際は、まず警察や家族に相談するよう呼びかけています。





















