ミャンマー人218名一斉逮捕の新記録、当局が取り締まり強化へ
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タイ西部カンチャナブリー県サンクラブリー区で11月9日朝、タイに密入国したミャンマー人218人(男125人 女93人)が逮捕されました。一度に逮捕される密入国者の人数の新記録です。
逮捕されたミャンマー人は、ヤンゴン、モーラメン、バゴーなどの出身で、一人あたり25,000〜26,000バーツをブローカーに支払ってタイに密入国をしたとのことです。彼らは、バンコク、サムットサーコーン、サムットプラカーン、チョンブリー、ラーチャブリー、プラーチーンブリー、プラチュワップキーリーカンなどへ、仕事を求めて移動する予定でした。
タイでは11月1日の再開国が始まったことに伴い、近隣国から就労のため越境してタイに密入国する者が増加しています。このため、スチャート労相は、この問題を解決すべく、密入国を請け負っているブローカーの逮捕状を請求するよう警察に要請したこと、これらブローカーの資産を差し押さえるよう資金洗浄対策室(AMLO)に要請する予定であることを明らかにしました。
また、スチャート労相によると、近隣国との間で取り交わされる新しい覚書には、近隣国から就労目的で合法的にタイに入国する手続きにかかる時間は最長3週間程度となる見通しです。