タイ東部国境 一晩で不法入国のカンボジア人労働者38人を逮捕
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2025年7月16日夜、タイ東部サケーオ県アランヤプラテート郡のタイ・カンボジア国境地帯で、タイ軍と国境警備警察による大規模な不法入国者取り締まり作戦が実行され、一晩で合計38人が逮捕されました。
逮捕されたのはカンボジア人20人(子供1人を含む)とタイ人18人で、主に3つのグループに分かれていました。
最初の摘発は、アランヤプラテート郡のサトウキビ畑を徒歩で横断していた25人のグループで、カンボジア人20人とタイ人5人が含まれていました。供述によると、カンボジア人らは過去にタイで働いていたが強制送還され、本国で仕事が見つからないため、ブローカーに1人あたり2,500〜4,000バーツを支払い、再びタイでの職を求めて不法に再入国しようとしていました。一方、同グループのタイ人らはカンボジアで就労しており帰国するところで、より高額な3,500〜6,000バーツの手数料を密入国組織に支払っていました。
ほぼ同時刻に、別の国境地帯では、カンボジア側のポイペトから不法にタイへ戻ろうとしていたタイ人10人(男性6人、女性4人)が逮捕されました。彼らは、カンボジアを拠点とするオンライン賭博サイトの管理者として働いており、パスポートを所持していなかったため、非正規のルートで帰国しようとしたと話しています。
さらに、国境の川を渡ってカンボジアへ建設作業の仕事に行くため、不法に出国しようとしたタイ人男性3人も逮捕されました。
当局の初期調査によると、逮捕されたタイ人の中には、他人名義の銀行口座を不正に利用する「運び屋」に関与していた人物や、複数の逮捕状が出されている人物も含まれていたことが判明しています。





















