タイ政府、「モルヌピラビル」200万錠の購入を承認
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タイ内閣は、米製薬大手メルク社などが開発した、新型コロナ感染症の経口治療薬「モルヌピラビル」200万錠(5万人分)の購入を承認しました。
「モルヌピラビル」は、60歳以上の高齢者や、慢性呼吸器疾患、心血管疾患、慢性腎臓疾患、神経血管疾患、癌、糖尿病、肥満の7つの基礎疾患のいずれかを持つ患者など、優先順位の高いグループの新型コロナウイルスの症状を持つ患者の治療に使用されます。
一方、軽症の感染者については、まず抗インフルエンザウイルス薬「ファビピラビル(アビガン)」を投与するとのことです。
なお、アヌティン保健相によると、1人分の治療費であるが、ファビピラビルが約1000バーツ、モルヌピラビルが約1万バーツとなります。