タイの裁判所 eスポーツ不正事件で被告2人に有罪判決 シーゲームズ不正問題
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タイの裁判所は2026年3月17日、東南アジア競技大会(シーゲームズ)におけるeスポーツ競技での不正行為に関する事件で、被告2人に対し有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、被告である「トーキョーガール(Tokyogurl)」ことナパット・ウォラシン氏と、「Cheerio」ことチャイヨー氏に対し、それぞれ懲役6か月の実刑判決が下されました。執行猶予は付されませんでした。
もっとも、両被告が罪を認めたことから、裁判所は刑を減軽し、最終的に刑期を3か月に短縮しました。また、刑罰は収監ではなく拘禁刑(勾留に準ずる措置)に変更されました。判決後、両被告は保釈を申請し、認められています。
本件は、2025年に開催された第33回東南アジア競技大会のeスポーツ競技「RoV(Arena of Valor)」女子団体戦において発覚した不正行為に端を発しています。調査の結果、試合中に第三者がプレーに関与するなど、不正な手段が用いられていたことが判明しました。
この問題により、当該チームは大会から失格処分を受け、タイ国内外で大きな波紋を呼びました。
検察側は、被告らが不正にコンピュータシステムへアクセスし、セキュリティ措置を回避した上で情報にアクセスしたとして、コンピュータ犯罪に関する法律違反の罪で起訴していました。
裁判所は判決理由として、不正行為が競技の公正性を著しく損ない、さらに大会の信頼性や開催国としてのタイの評価にも悪影響を及ぼした点を重視したとしています。そのため、執行猶予を付さない判断に至ったと説明しました。
本件は、タイのeスポーツ界における重大な不祥事の一つとされており、今後の競技運営や不正防止対策の在り方にも影響を与えるものとみられています。





















