バーコード問題で「秘密投票が守られない恐れ」 ウィサヌ元副首相が選挙無効の可能性を警告
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タイのウィサヌ・クルアンガーム元副首相は2月19日、選挙用紙に印刷されたバーコードの使用について、「投票の秘密が守られなくなる恐れがある」と指摘し、対応を誤れば選挙が無効になる可能性があると警告しました。
ウィサヌ氏によりますと、バーコードを通じて有権者の情報と投票内容が関連付けられる可能性がある場合、「誰がどの候補に投票したか」が特定される恐れがあります。これは、民主主義の基本原則である「秘密投票」に反する行為にあたるとしています。
また、同氏は「もし秘密性が確保されていないと裁判所が判断すれば、選挙全体が無効とされる可能性があります」と述べ、深刻な影響が生じる恐れがあると強調しました。
さらに、2006年に行われた総選挙が無効と判断された過去の事例に触れ、「当時は選挙管理に関わった関係者が法的責任を問われる事態となりました」と説明しました。そのうえで、現在の選挙管理委員会に対し、「同じ過ちを繰り返してはなりません」と強く呼びかけました。
ウィサヌ氏は、今後の対応について、「有権者の投票内容を決して特定できない仕組みを整えることが最も重要です」と述べ、選挙制度の設計段階から法的リスクを十分に検討する必要があると指摘しました。
今回の発言は、選挙の公正性と信頼性を守るため、関係機関に慎重な対応を求めるものとして注目されています。





















