カンボジア人が再び国境に集結 タイ警察は機動隊1,400人を動員
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タイ・カンボジア国境のサケーオ県コークスーン郡コークスーン町にあるノンチャン村およびノンヤーケーオ村の向かい側の国境地帯に、多数のカンボジア人が集結しています。これに対し、タイ警察第2管区は、状況の悪化に備え、機動隊1,400人を現地に派遣しました。
この事態は、両国が領有権を主張する地域における土地紛争問題が継続していることに起因します。カンボジア側が民衆を同地域に動員している一方で、タイ当局は同地域がタイの主権下にあると主張し、不法侵入したカンボジア人の立ち退きを求めてきました。
緊張は過去1週間にわたって断続的に高まっており、タイ当局とカンボジア人の集団との間で対立が報告されています。状況を鎮圧するため、当局が催涙ガスやゴム弾を使用する場面もありました。
2025年9月22日、カンボジアの民衆が国境線に沿って集結を続けるなど、依然として予断を許さない状況が続いています。暴力行為を防ぎ、平穏を維持するため、タイ警察第2管区司令官であるインヨット・テープジャムノン警察中将は、管轄下の5県から1,400人の機動隊をサケーオ県に増派するよう指示しました。部隊は装備の点検を行った後、危険が予測される各地点に配置されました。
タイ当局は、すべての当事者に対し、最大限の自制心をもって暴力行為を避けるよう強調しています。国家主権を維持するため、法および国際原則に基づいた手続きを進めるとともに、この紛争を解決するため外交交渉を継続していく方針です。





















