元警察副長官 元部下への暴行およびパワハラ疑惑で告訴される
詳細
タイ警察の元副長官であり、ビッグ・ジョークの愛称で知られるスラチェット・ハクパン氏に対し、かつての部下2名が傷害および精神的虐待の罪で告訴を行いました。
今回、警察の不正を取り締まる部署に被害を届け出たのは、かつてスラチェット氏の側近として働いていた警察幹部2名です。彼らはそれぞれ、身体的および精神的な被害を受けたと主張しています。
告訴人の一人であるクリット警察中佐は、過去にスラチェット氏から深刻な暴行を受けたと証言しています。同氏の主張によると、2017年、スラチェット氏から頭部および耳のあたりを強く平手打ちされました。その衝撃によって鼓膜が破裂し、現在に至るまで聴覚障害(難聴)の後遺症に苦しんでいるとのことです。
もう一人の告訴人であるアリス警察大佐は、長期間にわたるパワーハラスメント(パワハラ)被害を訴えています。同氏は、スラチェット氏から日常的に激しい暴言や侮辱的な言葉を浴びせられ、過度なプレッシャーを与えられた結果、精神的に追い詰められ、うつ病を発症したと主張しています。
中央捜査本部(CIB)のチャルーンキアット副司令官は、メディアのインタビューに対し、今回の告訴を正式に受理したことを認めました。 暴行事件が発生してから数年が経過していますが、副司令官は「傷害罪の時効は10年であり、本件はまだ時効成立前である」と説明しました。
警察当局は現在、証拠の収集を進めており、逮捕状ではなく、まずは出頭命令を出してスラチェット氏に事実確認を行う準備を進めているとのことです。また、他にも同様の被害を受けた部下がいる可能性があり、捜査を拡大する方針です。
一方、渦中のスラチェット氏は、今回の告訴について既に把握しているとし、弁護団と協議の上、法的に争う姿勢を見せています。同氏は「心配はしていない」と述べ、現在もタイ国内に滞在していることを強調しました。





















