タイ各地で「謎のドローン」目撃相次ぐ スワンナプーム空港や国境付近で警戒レベル引き上げ
詳細
現在、タイ国内の複数の戦略的要衝において、正体不明の「謎のドローン」が相次いで目撃されており、国家安全保障上の懸念が高まっています。その飛行パターンが通常の撮影用ドローンとは異なることから、地域住民の間でも不安が広がっています。
最も注目されているのは、首都圏の空の玄関口であるスワンナプーム国際空港周辺での目撃情報です。12月20日から21日の夜にかけて、空港周辺やバンナー、キンケーオ地域の上空で、数十機にも及ぶドローンの群れが飛行しているのが目撃されました。
動画:https://youtu.be/2KRRaVI2SOA
タイ東北ナコーンラーチャシーマー県やスリン県などの国境に近い地域でも、12月16日から18日にかけて、夜間に不審なドローンが住宅地上空を飛行しているのが確認されています。
現在、タイとカンボジアの国境情勢が緊張していることから、これらは偵察用ドローン、あるいは「カミカゼ・ドローン(自爆型無人機)」である可能性が懸念されています。第2管区軍および治安当局は、国境地帯での監視体制を強化しています。
陸上だけでなく、海上でも同様の事象が報告されています。12月中旬には、タイ湾にあるタイ石油公社(PTT)やシェブロンの石油・天然ガス掘削施設の近くで正体不明のドローンが確認されました。エネルギー安全保障への脅威となるため、海軍が艦船と航空機を派遣し、警戒にあたっています。
これを受け、タイのアヌティン・チャーンウィーラクーン首相兼内務大臣は12月22日、国家安全保障会議(NSC)を緊急招集し、空港周辺の警備体制を最高レベルに引き上げることを決定しました。
一連の出来事は単なる違法飛行ではなく、国家の安全保障に関わる重大な事案として扱われており、当局は市民に対して、不審な飛行物体を発見した際は直ちに通報するよう呼びかけています。





















