ハートヤイ洪水 救助隊が保健省に猛反論「死者は140人ではなく数千人」 遺体安置コンテナも不足と
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タイ南部ソンクラー県ハートヤイ郡を襲った深刻な洪水をめぐり、現在、死者数に関する情報の食い違いが大きな波紋を呼んでいます。現地で活動する救助隊と、公式発表を行う保健省との間で、被害規模に対する認識が真っ向から対立しているのです。
事の発端は、ある救助隊によるSNSへの投稿でした。その投稿では、政府が発表している死者数に対して強く異議を唱え、「実際の死者数は140人程度ではなく、1,000人以上に達している」と主張しました。
投稿:https://www.facebook.com/share/p/1GeMp4e7Ks/
現場では遺体を収容するための保冷コンテナが不足するほど遺体が溢れかえっており、政府が数値を意図的に隠蔽しているのではないかという疑念を露わにしています。
これに対し、保健省のサックダー次官は直ちに反論を行いました。現時点での公式な死者数は140人であると改めて強調し(12月2日時点)、今後新たな遺体が発見されるとしても増加数は一桁台にとどまると予測しています。
また、保冷コンテナの準備については、あくまで衛生管理のための措置であり、決して遺体が溢れているわけではないと説明しました。
しかし、この対立はSNS上でさらなる議論を巻き起こしています。多くのネットユーザーは、なぜ政府が死者数を隠蔽する必要があるのかについて、厳しい分析を行っています。
その背景には、「遺体1体につき200万バーツ(約970万円)」とされる高額な補償金の問題があるのではないかという推測が広がっているのです。
つまり、死者数を認めることで発生する莫大な予算負担を回避したいという財政的な理由、そして何より、今回の洪水対応における政府の管理能力の欠如や失策を覆い隠したいという政治的な意図があるのではないか、と指摘されています。
加えて、スラチェット警察大将、通称ビッグ・ジョークも「一つの路地だけで多数の遺体を見た」と述べ、救助隊側の情報を一部支持するような発言をしています。





















