タイ警察に理由もなく罰金500バーツを科された日本人 本人は「タイの悪徳警官に捕まった時の対処法」
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6月20日、日本人男性がタイ警察に車を止められて 罰金を科される動画がSNSで暴露されました。動画では、日本人男性が「ほとんどのことはカネでなんとかなる国」とし、「タイの悪徳警官に捕まった時の対処法」と述べました。
車載カメラの映像を確認すると、日本人男性が車を運転している間に、どのような理由かは分かりませんが、検問所でタイ警察官に車を止められました。そして、警察官が日本人男性に罰金納付命令書を提出しましたが、そこに書いてあった内容は全部タイ語のため、日本人男性が何書いてあるかさっぱり分かりませんでした。
警察官は日本語が分からず、日本人男性はタイ語が分からず、英語しか通用しないこの状態で、警察官は「Pay Pay Pay(ここで支払え)」と言って、日本人男性が適当に財布から500バーツの紙幣を取って日本語で「500バーツで許して」と言って罰金として渡そうとしましたが、警察官はタイ語で「見えないように隠せ!!」と言って英語で「Under Paper(紙の下に隠す)」と指導しました。
最終的に、警察官が何事もなかったかのように日本人男性を検問所から解放した一方で、日本人男性はどんな理由で罰金500バーツが科されたか分からなかったとのことです。
動画がSNSで暴露された後、SNS上では「なんという恥知らずだ」や「タイのイメージを汚す」などの批判の声が殺到して炎上しました。
これを受け、タイ交通警察の指揮監督がこの件に関する事実調査を行うように指示しました。その結果、この件は2019年に起きたことが分かったと発表しました。
タイ交通警察の指揮監督は「何年か前に起きたものの、公開されたこの動画はタイ王国やタイ警察のイメージを汚したため、処分を検討する懲戒調査委員会を設置し、懲戒違反が判明した場合は、さらなる処分の段階に進むことになります」と報告しました。
タイでは、警察から罰金納付命令書を提出された場合は、その場で警察に罰金を支払うのではなく、罰金納付命令書を警察署に持っていってそこで支払い、又はKrungthai NEXTやKHUB DEEというアプリ、セブンイレブン、郵便局、クルンタイ銀行などで支払うことができます。
