銃乱射の警察官を逮捕 タイ王国国家警察庁長官の取材
詳細
3月14日午前11頃、バンコク・サイマイ区ソイ・サイマイ46で、銃乱射事件が発生し、犯人はキッティカーン・セーンブン警察中佐(51歳)であると確認されました。
報告によると、キッティカーン中佐が銃乱射を起こした後、自宅で閉じこもったきりで、警察があらゆる手段で説得しようとしても、うまくいかなかったとのことです。
3月15日午後12時頃、説得はできなかったと判断した警察官が、自宅内に発煙弾を投げ込んで2階の窓から投入し、キッティカーン中佐との撃ち合いになりました。
最終的に、キッティカーン中佐が家の裏の2階から飛び降り、警察官に逮捕されましたが、警察官との撃ち合いで6発の弾を受けて重傷を負ったため、心肺蘇生を受け、病院に搬送されました。
今回の事件は幸い、怪我人や死亡者などの被害者が出ていないことに済みましたが、犯人を逮捕するのに24時間もかかったため、なぜこんなに時間をかかったのかという市民からの疑問が生じています。
このことについて、タイ王国国家警察庁長官のダムロンサック・キッティプラパット警察大将は「相手は警察官で、それなりに腕前があったため、逮捕するのに時間をかかってしまいました」とインタビューに答えました。
また、ダムロンサック大将は「お互いに被害を最小限に抑えるためになるべく手荒な真似はしたくなかったです。影響を受けた市民にほんとにすみませんでした。賠償金は我々が支払うことにします」と述べました。