台湾人女優恐喝のタイ警官6人逮捕 全員が容疑を否定
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2月2日、タイ王国国家警察庁は、1月上旬にバンコクを訪れた台湾人女優のシャーリーン・アン(安于晴)さん(32歳)とその友達から 恐喝を手段として賄賂を収受した容疑などで、6人の警察官を逮捕しました。
今回の事件は、シャーリーンさんと友達がバンコク都内の検問所で警察官にタイでは禁止されている電子タバコを所持していたことなどを指摘され、逮捕しない代わりに2万7000バーツの現金を脅し取られたということです。
シャーリーンさんを恐喝したと疑われた警察官はこの容疑を否定したため、当時現場にいたシンガポール人男性のスカイさん(29歳)が、実業家で闇社会の暴露系重要人物となっているチューウィット・カモンウィシット氏の招きで、記者会見を行い、その日の出来事の詳細を明かしました。
その後、警察は現場の防犯カメラの映像を確認し、スカイさんの証言を突き合わせた結果、恐喝は事実だと判断し、6人の警察官は収賄容疑などで逮捕されることになりました。
しかし、6人の警察官は取り調べに対し、容疑を認めましたが、弁護士と接見した後、否認に転じたとの報道がされました。
有罪になった場合は、最高で死刑または無期懲役もしくは5~20年の懲役または10万~40万バーツの罰金刑になっています。また、証拠や証人を妨害する恐れがあるため、保釈申請は却下されています。