台湾人女優が警察官に恐喝された事件の証人であるスカイさん 現場で起きたことを話す
詳細
1月上旬にタイ訪れていた台湾人女優のシャーリーン・アン(安于晴)さん(32歳)が、バンコク都内の検問所で警察官にタイでは禁止されている電子タバコを所持していたことなどを指摘され、逮捕しない代わりに2万7000バーツの現金を脅し取られた問題は現在、まだ回答や結論が出ていない現状で、世間から非常に注目されています。
そんな中、実業家で闇社会の暴露系重要人物となっているチューウィット・カモンウィシット氏が、当日現場にもいたシャーリーンさんの友達であるシンガポール人男性のスカイさんを証人として記者会見に招待し、このことを発表しました。
スカイさんによると、当日深夜にタクシーでホテルに帰る途中、検問所で2人の警察官に止められ、身体検査や荷物検査をされ、靴まで履かされました。
身体検査の結果、警察官にスカイさんが持っていた3本の電子タバコを発見され、どこから持ち込んだなどと非常に真剣に聞かれて、スマホ禁止や撮影禁止なども言われました。
しかし、スカイさんが「なぜこんな大ごとになるんですか?」と聞いたら、警察官に「ふざけてんのか!」と言われました。
そして、警察官にパスポートの提示を求められたら、当時にパスポートやビザなどはホテルに置いておきましたため、一旦ホテルに帰って取ってきたとお願いしたら、どこにも行かせないと否定されました。
特に、警察官がタイで電子タバコは違法なものだと強調しましたが、スカイさんは「ホワイクワンマーケットで買いましたが、違法なものであれば、なぜ普通に販売されていて、タイ人でも使用しているんですか?」と聞いたら、警察官がさらに怒る態度を見せました。
そしたら、警察官に「全員警察署に連れていく。最低2日間投獄してもらう。」と脅かされましたが、もうすぐ帰国予定になると言ったら、もう1人の私服警察官のところに連れていかれました。その私服警察官は「電子タバコ所持の罰金は1本ずつ8000バーツで、パスポート所持していない罰金は3000バーツで、合わせて2万7000バーツ。」と説明し、代わりに今回のことを見逃すともいいました。
その時、ちょうど現金3万バーツを持っていましたが、仕方なく支払わなければならないため、3000バーツしか残っていませんでした。
また、釈放の前に、ある警察官はシャーリーンさんだけに電子タバコを持たせたまま撮影してもらっため、ニュースを公表する時にシャーリーンさんが電子タバコを所持していたと主張したということです。(検問当時シャーリーンさんのみ電子タバコを所持していなかったそうです。)
スカイさんがこのことをチューウィットさんに話したら、チューウィットさんがホワイクワン警察署に務める警察官の写真を見せて、その中に現場にいた2人の警察官と一致することが判明しました。
記者会見の後、シャーリーンさんがチューウィットさんに電話をかけ「チューウィットさんに私たちに協力し、力になってくれて本当にありがとうございます。チューウィットさんがいなかったらこのことはこんなにも順調に進まなかったと私は思っています。今後何か力になれることがあったら言ってくださいね。」と言いました。