洗剤を飲んで自殺を図ろうとしたとみられるタクシー運転手 実際はココアでむせて気絶
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1月11日、バンコク都パトゥムワン区ルンピニ町に所在する在タイ日本国大使館の向かい側で、警察が「タクシーの車内で人が気絶している」という通報を受けました。
現場では、 路肩に止まっているピンク色のタクシーを発見し、車内でタクシー運転手の男性(40歳)が運転席に座ったまま口から泡を吹いて気絶し、隣の座席と後部座席で男性の子どもとみられる5~10歳の女の子2人が泣いていました。
救助隊は男性にバイタルサインを測定し、まだ生きているとみて、必要な応急処置を施し、タクシン病院に搬送し、命に別状はないと医者から確認されました。
女の子によると、運転中に父親が車を止めて、急にトイレ用洗剤とみられるものを一気に飲んだ後、口から泡を吹いて気絶した状態になっていたとのことです。
しかし、実際には男性が飲んだものはトイレ用洗剤ではなく、娘さんのココアでしたが、ココアでむせて気絶してしまったということです。
1月12日、治療を終えて病院から退院して家に帰って来た男性は、テレビで放送されている自分のニュースを見たら「あれ、俺いつ自殺したっけ?」とびっくりして、しかもSNSで「娘の前で自殺した悪い父親」などといった責めるコメントが寄せられていました。
その真実がSNSで公表したら、惨劇だった事件が笑いを取る事件になってしまったということです。