警察官である乗客の前で堂々と改造メーターを使用したタクシー運転手
詳細

2024年6月9日午前6時30分頃、タイの特別奇襲隊(コマンド隊)の警察官が、バンコクの北バスターミナル(モーチット)からフワイクワーン区プラチャウティット通りソイ28の自宅までタクシーで移動しました。
この距離だと、車が多い平日の運賃はおよそ100~120バーツですが、当日は車がそんなに多くない日曜日なのに、途中までの運賃は130バーツに達していました。また、 クリック音がするたびに運賃メーター表示額が2バーツづつ上がっていることに気づきました。
嫌な予感がした警察官が運転手の様子を観察すると、運転手がウインカーレバー近くの小さなボタンを押すたびにクリック音がして運賃メーター表示額が2バーツづつ上がることが判明し、このタクシー運転手が改造メーターを使用していたと確信しました。
警察官は最初、このタクシー運転手を拘束しようとしまいと迷っていましたが、乗客は警察官であると知っていながら、堂々と改善メーターを使用し、このまま放っておけば、他の乗客にも使用する恐れがあるため、「改造メーターを使用していないか?」と直接に聞くことにしました。
警察官の質問に対し、タクシー運転手は「このタクシーは大型タクシーですので、運賃が小型タクシーより高いのは当たり前のことです」と答えましたが、警察官は「運賃はタクシーの大きさではなく距離によって決まる」と反論しました。
また警察官は、タクシー運転手がウインカーレバー近くの小さなボタンをこっそり押していたことを既に把握していると教えたため、最終的にタクシー運転手が改造メーターを使用していたことを認めざるを得ませんでした。
警察官は、タクシー運転手にそのままフワイクワーン警察署に向かうように指示し、到着後その場で拘束しました。タクシー運転手は「過去には3~4回改造メーターを使用していました。その理由は、お金をいっぱい稼いで野良犬や野良猫等に与える餌を買うためです」と供述し、2度と使用しないことを約束しました。
動画①:https://www.tiktok.com/@poubet1998/video/7378541739520314641
動画②:https://www.tiktok.com/@poubet1998/video/7378849836684086545
