タイで「ポケモンカード」架空予約詐欺 被害総額700万バーツ超に拡大
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タイにおいて、人気トレーディングカード「ポケモンカード」をめぐる詐欺事件が発覚し、被害総額が700万バーツ(約2,800万円)以上に上ることが分かりました。被害者は100人以上にのぼり、現在、警察が捜査を進めています。
この事件は、いわゆる「架空予約詐欺」と呼ばれる手口で行われました。加害者は、通常よりも安い価格でポケモンカードのボックス商品を販売すると宣伝し、購入希望者から事前に代金を振り込ませていました。市場価格が約1,500バーツ(約6,000円)のところを約1,000バーツ(約4,000円)で販売するなど、割安感を強調していたといいます。
初期の取引では、実際に商品を発送して信頼を得ていましたが、その後は高額な注文を受けた段階で商品を発送せず、連絡が取れなくなるケースが相次ぎました。また、新たな購入者から得た資金を別の顧客への発送費用に充てる、いわゆる自転車操業の状態だったとみられています。
被害額は数百バーツ(数千円)程度の小口から、数万〜数十万バーツ(数万〜数十万円)に及ぶケースまで幅広く、被害者全体の合計で700万バーツ(約2,800万円)以上に達しました。被害者の一部はSNSなどを通じて連絡を取り合い、2026年3月25日、集団で警察に被害届を提出しました。
さらに、加害者は過去にも取引トラブルを起こしていたほか、有名人との取引実績があると虚偽の説明を行い、信用を装っていた可能性があるとみられています。なお、報道によりますと、加害者は未成年であるとの情報もあります。
ポケモンカードは近年、コレクション需要の高まりにより市場価格が高騰しており、希少なカードは高額で取引されることもあります。こうした人気の高さが、今回のような詐欺の標的になった背景にあると指摘されています。
警察は、同様の被害が他にもある可能性があるとして、引き続き注意を呼びかけるとともに、関係者の行方を追っています。





















