コラート高速鉄道事故 アヌティン首相の過去写真が物議 「政治的攻撃」と反論
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1月14日にタイ東北部ナコーンラーチャシーマー県(コラート)で発生した高速鉄道建設現場でのクレーン崩落事故を受け、タイのSNS上ではアヌティン・チャーンウィーラクーン首相の過去の行動をめぐって論争が起きています。
事故は、タイと中国が共同で進める高速鉄道プロジェクトの建設現場で発生し、死者32人、多数の負傷者を出す惨事となりました。この直後、SNS上では、2020年10月29日に撮影されたアヌティン首相(当時、副首相)の過去の写真が次々とシェアされました。
その写真は、アヌティン首相が中国側や建設会社との契約締結式に出席した際のもので、ネットユーザーからは「当時の推進責任者として、安全管理の不備に対する責任があるのではないか」といった厳しい批判の声が上がっています。
これに対し、アヌティン首相は「過去の写真を掘り起こして批判するのは、明らかな政治的攻撃である」との認識を示しました。アヌティン首相は、現在の最優先事項は犠牲者への支援と再発防止であると強調し、事故を政治的な道具として利用すべきではないと主張しています。
また、アヌティン首相は強い姿勢で責任を追及する方針を明らかにしました。事故を引き起こした施工業者に対し、即時の契約解除と「ブラックリスト(出入り禁止)」への登録を運輸省に指示したとのことです。
当局は現在、事故の詳しい原因を調査中ですが、設計上のミスではなく、作業工程における過失の可能性が高いと見ています。政府はこの問題を受け、国内のすべての大型公共事業における安全基準を再点検する構えです。





















