タイ刑事裁判所 タクシン・チナワット元首相の不敬罪裁判で無罪判決
詳細
2025年8月22日、刑事裁判所は、2015年に韓国メディアのインタビューに応じた際の国王への不敬(刑法112条)およびコンピューター犯罪法違反の罪に問われていたタクシン・チナワット元首相に対し、無罪判決を言い渡しました。
裁判所は判決理由について、検察側の証拠であるインタビューの動画が編集・改変されたものである可能性に合理的な疑いが残るため、被告が起訴内容通りの犯罪を犯したと明確に断定することはできないと述べました。
この裁判は、タクシン元首相が2015年5月20日に韓国の朝鮮メディアのインタビューに応じた際の発言の一部が、国王、王妃、王位継承者、または摂政に対する中傷、侮辱、または脅迫に該当するとして、検事総長が同氏を起訴したものです。
裁判所は双方から提出された証拠を精査した結果、問題の動画が完全なものであり、編集や改変が加えられていないことを検察側が合理的な疑いの余地なく証明できなかったと判断しました。加えて、検察側証人の証言には被告に対する偏見が見られ、インタビューにおける被告の発言も国王陛下を具体的に名指しするものではなかったと指摘しました。
判決後、タクシン元首相は、大勢の報道陣に対してコメントすることなく、直ちに裁判所を後にしました。一方、弁護団は、公正な判断を下した裁判所の判決に満足していると述べました。
この裁判は、これまで国民の大きな関心を集めてきた重要な政治的裁判の一つでした。本日の無罪判決により、タクシン元首相の不敬罪に関する裁判は第一審で終結しましたが、検察側には法に基づき控訴する権利が残されています。





















