ナーン県で過去40年で最悪の洪水 病院も冠水 道路封鎖相次ぐ
詳細
2025年7月25日、タイ北部のナーン県で、過去40年で最悪とされる大規模な洪水が発生し、県内各地が深刻な被害を受けています。市街地では一部地域で住宅の屋根が水没するほどの水位に達し、船での移動を余儀なくされている状況です。
今回の洪水の主な原因は、熱帯低気圧「ウィパー(Wipha)」の影響による連日の豪雨で、これにより山間部からの急激な濁流と土砂崩れも発生しています。特にウィエンサー郡、ムアンナーン郡、プーピアン郡などが深刻な影響を受けています。
ナーン県の中心的な医療機関であるナーン病院では、建物内に約35時間以上も水が浸入し続けており、通常診療が困難な状況となっています。医療スタッフは限られた資源の中で患者のケアを続けています。
タイ国道局によると、北部5県にまたがる14の主要道路が冠水により通行不能となっており、そのうちナーン県内では11路線が依然として閉鎖されています。多くの場所で水深は35〜100センチに達しており、車両の通行は危険とされています。
国家水資源局や災害防災局は、住民に対し引き続き警戒を呼びかけるとともに、避難所の設置や支援物資の配布を進めています。市民には不要不急の外出を控え、政府の指示に従うよう促されています。
今後、新たな降雨がなければ状況は快方に向かうと見られていますが、正常な状態に戻るまでには1〜2日かかると予想されます。被災者は依然として、特に食料、飲料水、生活必需品など多くの支援を必要としています。





















