足が痛いふりをして車両を奪い逃走中の日本人容疑者
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バンコクの入管施設で9月9日午後12時頃、不法滞在の疑いで身柄を拘束された日本人男性が入管当局の車両を奪い逃走しました。
逃走したのは、日本政府が追いかけている日本人に対して詐欺を働いていた疑いでタイに逃亡している容疑者で、9月7日に不法滞在の疑いで逮捕されて近いうちに日本へ強制送還される予定だったヤナギ・ユウキ氏(35歳)です。詐欺の被害額は2000万円以上とみられています。
ヤナギ容疑者が裁判所から入管施設に戻った際、足が痛いふりをして倒れました。当局職員の肩を借りて車両に乗って入管施設に戻りました。
入管施設に到着した後、当局職員が車いすを準備していたところ、ヤナギ容疑者が当局の車両を奪い、施設の扉をぶつけて逃走しました。
その後、ヤナギ容疑者はおよそ5キロを離れた病院の道路脇で当局の車両を乗り捨て、タクシーに乗り換えて逃走したとのことです。
警察は現在、ヤナギ容疑者の行方を追っています。