アストラゼネカの新型コロナワクチン、タイの製造設備が認可取得
詳細

英製薬大手アストラゼネカは28日、同社製の新型コロナウイルスワクチンをタイで製造する予定のサイアムバイオサイエンス社のワクチン製造設備がタイ食品薬品委員会の承認を得たと発表した。6月の供給開始を目指します。
サイアムバイオサイエンスはアストラゼネカの新型コロナワクチンの東南アジアで唯一の製造拠点となります。年内にタイ国内にワクチン6100万回分を供給するほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国に輸出する見通しです。
サイアムバイオサイエンスはタイ王室が全額出資する製薬会社で、タイの野党の一部は同社とアストラゼネカが契約した経緯や契約の内容が不透明だと批判しています。