タイでオミクロン株を初確認、スペインからの入国者
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タイ保健省は11月6日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン株」の感染者を同国として初めて確認したと発表しました。11月30日にスペインから中東ドバイ経由でバンコクに到着した米国籍の男性から検出されました。
男性は米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製のワクチンを接種済みで、タイ入国時の検査で陰性が確認されれば、隔離が免除される制度を利用していました。しかし、検査で陽性となり、オミクロン株の感染がほぼ判明しました(99.92%の確率)。症状は軽症という。
【男性のタイムライン】
11月28日 スペインでのPCR検査では陰性。
11月29日 スペインからドバイへ。常にマスクを着用して、ドバイに9時間滞在。
11月30日 ドバイからバンコクへのフライト。Test&Goでタイ入国。/契約病院のでサンプルを収集し、ホテルへ。
12月1日 病院から新型コロナウイルス陽性の通知。
12月3日 再検査。
タイ政府は、オミクロンの出現を受けて、12月1日から南アフリカなど8カ国からの入国を禁止しました。11月1日に開始した欧米やアジア諸国など63カ国・地域を対象とする隔離免除措置は継続しています。