バンコクで、バスを利用したワクチン接種がスタート
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バンコクで9月8日、バスを利用した新型コロナのワクチン接種が始まりました。高齢者や身体障害者の移動負担を減らすための取り組みです。また、足踏み状態のワクチン接種ペースを上げる狙いもあります。
バンコク当局によると、座席を取り外し、3人が同時に接種できるよう改造したバスを、近くに病院がない地域を中心に巡回させます。1日当たり1000人の接種を見込んでいます。バンコクの住宅地に到着したバスで接種したチャニン・キジサムレットさん(62歳)は「ワクチンを打てる病院は遠く、移動で感染する不安もあった。地元で接種できて安心した」と語りました。
タイでは7月以降感染が急拡大し、1日当たりの新規感染者数が1万5000人前後で推移。ワクチン接種完了率は約11%にとどまっています。