タイで日本人男性をホテルに監禁し恐喝した日本人2人を逮捕
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タイ警察は11月6日、日本人男性をホテルに監禁し、金を脅し取ろうとしたなどとして日本人を含む暴力団3人組を逮捕したことを発表しました。
事の発端は9月、被害者である日本人男性が、暴力団とされる3人組に30万バーツ(約100万円)の恐喝を受けました。暴力団は、ポイペト国境検問所のビザ手続き費用だと主張していました。しかし、被害者は金額が足りず、バンコクのホテルに監禁され、一晩中暴行を受けました。さらに、糞を食べるよう強要されましたが、被害者は拒否し、隙を見て逃亡。日本大使館に助けを求め、警察が事件に関与することになりました。
その後、警察は暴力団が日本人男性2人とタイ人男性1人であることを突き止め、先にタイ人男性を逮捕しました。残りの日本人2人は、チョンブリー県のリゾートに潜伏していたところを逮捕されました。
逮捕されたのは、日本人男性の福二樹氏(45)、日本人男性の浅井仁樹氏(26)そして、タイ人のパオ氏(35)です。
警察の取り調べに対し、福容疑者は事件への関与を否定し、被害者に糞を食べるよう強要したり、暴行を加えたりしていないと主張しています。また、逃亡理由は弁護士の指示だったと述べています。日本では、4回大麻取締法違反で逮捕されており、大麻を自由に吸いたかったことと、タイ人が親切でタイが好きだったことを理由としてタイに移住することにしました。これまでに、大麻ビジネスと国際輸送事業を行っており、大麻販売店でパオ容疑者と知り合い、共同で事業を始めました。しかし、パオ容疑者に騙されていることに気づき、チョンブリー県のリゾートに逃亡したと供述しています。
浅井容疑者は、自分は暴力団ではなく、日本の大企業のビジネスマンであると主張しています。大麻が好きでタイに移住し、最初は6ヶ月間コンテナ販売のビジネスを行っていましたが、現在は大麻販売店を開業する準備を進めています。また、2023年末にSNSで福容疑者と知り合い、大麻が好きだという共通の趣味から、時々仕事の手伝いをしていたと供述しています。