タイデモ
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タイで学生の若者たちを中心とした反政府デモ隊の激しさが続けます。
この1週間、反政府デモ隊の主だったリーダーの多くが逮捕されたが、抗議活動は拡大し、プラユット首相の退陣や王室改革を求める声はこれまで以上に高まっています。政府は主要活動家の逮捕やデモ隊への放水で鎮圧しようとしたが、学生の若者たちは諦めずに、14日以降、また大規模な集会やデモ行進を実施しています。
そして、15日に緊急事態宣言が出され、5人以上の集会が禁じられたにもかかわらず、それを無視して連日デモが強行されています。
反政府デモ隊が18日も行われ、バンコクでは公共交通機関が中止されたなどの混乱が広がっています。
その日、学生の若者たち1万数千人が参加し、現政権の退陣や王室改革を求め主要な交差点3か所などを占拠しました。
デモ隊はSNSを使って高架鉄道や地下鉄に集合を呼びかけていたため、政府は25の駅の閉鎖を余儀なくされました。
このため、タイ政府は20日、バンコクで続くデモへの対応を協議するため、休会中の国会を26、27両日に臨時招集すると閣議決定しました。デモ隊の要求の一つである憲法改正の議論を再開することで、沈静化を図る狙いだが、早期に事態が収拾するのか、今は不透明です。