高層マンションから落下して死亡した日本人女性 自殺か事故か
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タイ東部チョンブリー県シラチャ郡で2月25日午前8時、シラチャ警察が「マンションから外国人男性が落下して死亡した」という通報を受け、現場へ駆けつけました。
現場である32階建ての高層マンションの6階にあるプールサイドで、手足が折れた全裸の外国人男性の遺体を発見しました。
死亡者は、日本人男性のフジワラ・ユウヤ(41歳)さんです。
警察が、フジワラさんが住んでいた26階の部屋を調べたところ、ビールの空き瓶8本と冷蔵庫に入れた大量のビール、テーブルの上に置いてあった少額の現金と抗うつ薬の領収書を発見しました。室内には、誰かと争ったような明確な痕跡は見つかっていないという。
調査によりますと、フジワラさんは8か月間ほどこの部屋を借り、当初はパタヤのレストランで料理人として働いていましたが、数か月前に退職して無職になり、日本に住んでいる家族からの送金で生活を賄っていました。
近所の住民によると、発見前日の夕方にフジワラさんがビールを買いに出かけ、部屋で一人でビールを飲んでいたと証言がありました。
警察は現時点で、フジワラさんが失職によるストレスとうつ病で部屋から飛び降りて自殺したと推測している一方で、酒に酔ってベランダから落下して死亡したという可能性もあるとして捜査を続けています。