父親の死亡をでっち上げた女性 父親が関心を向けないことに対しての妬み
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アユタヤ県で母親と2人きりで暮らし ているタイ人女性のプローイさん(22歳)。父親はプローイさんが生まれた間もなく、母親と別れてサラブリー県で新しい家族を作りました。それ以来、プローイさんと父親はほとんど連絡したり、顔を合わせたりしていませんでした。
3月4日、突然父親の身内であるボールさんから「父は車にはねられて死亡した」との連絡があったため、プローイさんが花屋のプラーンさんに葬式手配を雇いました。なお、プローイさんの父親は献体登録をしたため、棺桶に髪の毛や爪しか入っていませんでした。
しかし、お葬式の2日目にプローイさんの父親は死亡どころか、事故に巻き込まれていないことが判明しました。プラーンさんがプローイさんに4万5500バーツの葬式手配料を要求しましたが、プローイさんはお金がなかっため、プラーンさんが警察に被害届を出しました。
一方、プローイさんは、すべて父親の身内がでっち上げたことが原因であること主張し、父親の身内に4万5500バーツの葬式手配料を支払わせるため、警察にも被害届を出しました。
この出来事で、どっちがでっち上げたか? 世間から非常に注目されていたため、タイの有名なニュース番組「ホーン・グラセー」がプローイさんとプローイさんの父親揃って番組に招待しました。
番組で、プローイさんは「ボールさんが事故の現場や父の遺体が移動されているところの写真をFacebookで自分に送った」と主張しましたが、今はfacebookのセッションの有効期限が切れたため、証拠を証明でないと弁解しました。
プローイさんは「ボールさんが家まで父の髪の毛や爪持って来た」とも主張しましたが、ボールさんの方は「その日、自分はサラブリー県内にある闘鶏場にいた」と否定しました。
また、プローイさんは「父の死亡を知った日に父の姉であるオンさんからの電話がかかってきていて話もしている」と主張しましたが、オンさんの方は「電話してない。そもそもプローイの電話番号すら持ってない」と否定しました。
番組で、プローイさんの父親は、プローイさんがでっち上げた理由は死亡保険金などを望んでいたじゃないかと考え、プローイさんに「今すべてを白状したら許して見逃してあげる」と提案しましたが、プローイさんは「私は許さない!父さんにも!誰にも!」言い返しました。
一方で、ある人がプローイさんの姓名をSNSで検索してみたところ、プローイさんはSNSで商品販売詐欺などの犯罪歴があった人物だと判明しました。
3月9日、ようやくプローイさんは「でっち上げたのは自分だった」と認めました。その理由は「父が新しい家族を作って自分と母に関心を向けてくれなかったことでいじけていた」と言いました。