タイ湾南部サムイ島沖の近くで漂流する幽霊船を発見
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タイ湾南部サムイ島沖の近くで1月8日、地元民から「幽霊船」と呼ばれていた漂流中の貨物船が海軍によって曳航されている最中、悪天候のため浸水して沈没するという出来事がありました。
中国の船舶とみられるこの全長60メートルほどの貨物船は1月6日夜にシェブロン社の油田近くを漂流しているのが最初に確認され、このことが地元当局から海軍に連絡されていました。海軍が調べたところ、船内は一部浸水していて乗組員は誰もおらず、また、船籍など同船の情報を記した書類も船内からは見つかりませんでした。
海軍はこの船を南部スラタニ県のタパ川の河口に曳航しようとしていましたが、途中で悪天候のために船が転覆して沈没したとのことです。関係筋によると、海賊関連の船舶被害の報告はないため、同船が海賊に襲われたとは考えにくく、何らかの理由で廃船とされた可能性があるとのことです。