タイ政府、オミクロン株の対策強化せず、経済回復を優先
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タイは11月1日から、外国人旅行者を一定の条件のもと隔離なしで受け入れ始めました。
この1カ月で、今年の10月までの人数を上回る12万人以上が入国するなど観光業の復活に向け動き出した矢先に、オミクロン株対策でアフリカ8カ国からの入国を禁止にしました。
しかし、タイ政府は、経済が依然として危機的なため、感染状況が深刻にならない限り、これ以上、規制を強化しない方針です。
かつては平日でも多くの観光客でにぎわっていた人気の観光地「王宮」も、今なお大半の店がオープンできていません。
また、今月1日からバンコクではアルコール提供時間の緩和など、さらなる緩和が進められています。
タイ政府は現在、経済回復と感染防止対策の両立で難しいかじ取りを迫られています。