ウィサヌ副首相、タイ貢献党の解党の可能性を否定
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法律専門家のウィサヌ副首相は、タクシン元首相がオンラインで最大野党・タイ貢献党の議員らに話しかけている動画について、タイ貢献党を解党処分とするための証拠に使うことはできないとの見解を明らかにしました。
現行憲法は、「政党は第三者の支配下にあってはならない」と規定しており、これに反した場合は解党処分を受けるとされています。タイ貢献党については、「事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相に牛耳られている」などと噂されるほどタクシン色の強い政党で、先に政権党・国民国家の力党の議員が同動画を根拠にタイ貢献党を解党することはできないかを中央選挙管理委員会の問い合わせる意向を明らかにしました。
しかし、ウィサヌ副首相によれば、同動画はタクシン元首相が公にタイ貢献党の議員らと意見を交わしたものであり、これをもって「タイ貢献党がタクシン氏の支配下にある」とすることはできないとのことです。