タイ南部で輸送中の石油が大量消失 約5700万リットルが不明に 特別捜査へ
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タイ当局はこのほど、石油の海上輸送に関する調査において、輸送途中で大量の石油が消失していた疑いがあることを明らかにしました。南部スラートターニー県にある複数の貯蔵施設へ向かう途中で、約5700万リットルの石油の所在が不明となっています。
調査によりますと、製油所から出荷された石油の総量は約2億1700万リットルでしたが、実際に目的地の貯蔵施設6か所に到着した量は約1億6000万リットルにとどまりました。この差分である約5700万リットルが輸送中に消失した可能性があるとされています。
石油はタンカーによって海上輸送され、合計96回にわたり運搬されていました。しかし、一部の航行において通常よりも時間がかかっていたことが確認されており、不審な遅延があったとみられています。
また、関係当局は、輸送の途中で石油が不正に移し替えられた、あるいは密かに売却された可能性も視野に入れて調査を進めています。一方で、出荷元である製油所については、在庫や記録に不一致は確認されておらず、関与は否定されています。
本件は重大な経済的影響を及ぼす可能性があるとして、特別捜査案件に指定され、タイ法務省の管轄のもとで詳細な捜査が行われています。今後、関係者の事情聴取や輸送記録の精査などが進められる見通しです。
当局は、違法な石油の流通や不正行為の有無について、引き続き慎重に調査を進める方針です。





















