「アヌティン首相はどこに?」 ローム議員が詐欺グループ対策での無策を批判 米韓はカンボジア国境で本腰
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国民党の比例代表選出下院議員であり、国家安全保障・国境問題・国家戦略・国家改革委員会の委員長を務めるランシマン・ローム議員は、タイ・カンボジア国境沿いで横行するコールセンター詐欺グループ問題に関し、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相兼内務大臣の対応を「行方不明者の捜索願」と皮肉を込めて問い質しました。これは、米国と韓国がこれらの国境を越えた犯罪ネットワークに対して本格的な取り締まりを開始したにもかかわらず、詐欺グループの主要な拠点であるカンボジアと国境を接するタイ政府が沈黙を続けていることを受けたものです。
ローム議員のこの動きは、米国がカンボジアのコールセンター詐欺に関与する「グレーな中国資本」ネットワークに対し、制裁と資産凍結措置を発動したというニュースに続くものです。また、韓国政府も多くの自国民が被害に遭っていることから、この問題に対して強硬な姿勢を示しています。一時は、韓国が自ら軍隊を派遣して鎮圧に乗り出すとの報道もありましたが(後に在タイ韓国大使館が否定)、自国民保護のためにあらゆる外交的手段を尽くすことを強調しています。
ローム議員は自身のSNSに、「米国は詐欺グループの拠点を揺るがし、韓国は本腰を入れて乗り込もうとしている。しかし、カンボジアと国境を接するタイは、ただ沈黙しているだけだ」と投稿。アヌティン首相に対し、なぜ政府はこの問題に対して沈黙を続け、明確な態度を示さないのかと疑問を呈しました。
さらにローム議員は、国のリーダーとして、国民の側につくのか、それとも国境を越えた犯罪組織の側につくのか、明確な立場を示すようアヌティン首相に要求。コールセンター詐欺グループやグレー資本ネットワークに本格的かつ組織的に対処するための常設の特別対策本部の設置も提案しました。
これまでもローム議員は、コールセンター詐欺やグレー資本ネットワークの問題を継続的に追及・暴露しており、国会での討論や関係機関への調査要求を幾度となく行ってきました。また、これらの資本グループと一部の政治家や政府関係者との繋がりも指摘しています。今回の動きは、国内外の注目が集まる中、アヌティン首相に対して、より具体的で迅速な問題解決を迫るものとなります。





















