ラマ2高架道路の崩落事故 6人死亡、26人負傷
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2025年3月15日(土)午前1時50分ごろ、バンコクのラマ2世通りにある橋梁建設現場で鉄骨が崩落する事故が発生しました。
崩落が起きたのは、タイ高速道路公社(EXAT)が開発を進める「ラマ3–ダオカノン–西外環状高速道路プロジェクト」の一部です。全長5kmの高架道路の建設は2022年に開始され、当初は2025年6月の開通が予定されていました。
この事故により、作業員6人が死亡し、26人が負傷しました。(3月17日午後の最新情報)崩落当時、工事現場付近の車線は閉鎖されていたため、道路利用者に被害はなかったとのことです。
事故の原因は、橋の建設中に使用されていた鉄骨構造物が重量に耐えられず崩壊したこととされています。
運輸大臣のスリヤー・ジュングルーンアンギット氏は、犠牲者の家族に哀悼の意を表し、請負業者や関係機関から補償が提供されることを保証しました。
バンコク警察司令官のシアム・ブンソム氏は、現在も事故原因の調査が進められており、責任者に対する法的措置を講じることを約束しました。
タイ高速道路公社のスラチェート・ラオプンスック総裁は、瓦礫の撤去作業が進行中であり、完了までに最大1週間を要する可能性があると発表しました。また、本件に関与した請負業者は、調査が完了するまでの14日間、業務停止処分を受けました。
スリヤー運輸大臣は、今後、工事事故の責任を問われた請負業者の業務を一時停止し、今後の政府入札への参加を禁止する新規制を準備中であると述べました。運輸省は、会計監査局と協力し、この措置を4月末までに実施する予定です。
ラマ2通りは、バンコクと南部地方を結ぶ主要道路ですが、交通事故や工事に関連する事故が頻繁に発生しています。特に、高架道路の建設現場周辺では注意が必要です。運転される方や通行される方は、最新の交通情報を確認し、安全に十分ご注意ください。
