チェンマイの感染拡大は深刻、集中治療室はほぼ満床
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チェンマイ大学医学部長のバンナキット博士は10月28日の声明で、チェンマイ県での新型コロナウイルスの感染拡大の状況は深刻で、 1日あたり300〜400件の新規陽性者が確認され、毎日新しいクラスターが発見されていると述べました。
さらに新規陽性者の約20%が中等症と重症になり、重症例の約5%が集中治療室(ICU)で治療する必要があるものの、収容できる病院は2つしかなく、現在の感染拡大により、マハラジ・ナコン・チェンマイ病院とナコンピン病院の集中治療室はほぼ満床となったと明らかにしました。
つづけてバンナキット博士は、チェンマイ県は問題を緩和するために、軽症および中等症の人々を収容するための地域や家庭での隔離施設を設置したと述べました。
更にバンナキット博士は、ワクチン接種の必要性を強調し、まだ接種を受けていないチェンマイ県の人々に、ワクチン接種を受けるように勧めました。
なおチェンマイ県は11月1日から、ワクチン接種済みの国外からの旅行者の隔離検疫なしでの受け入れを開始します。