工業省一次産業・鉱山局「タイ政府とKingsgate社との訴訟は調停中」と強調
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2016年5月、タイ政府が金探査及び開発に関わるライセンスの新規発行及び更新を行わないことを決定し、国内金鉱業が事業閉鎖の危機に直面しています。健康及び環境問題により、タイ国内での民衆からの激しい抗議により決定したものです。
閣議において、金鉱業に関するライセンスの発行と更新を行わないという工業省、天然資源・環境省、科学技術省、保健省の四省合同の決定を、内閣で承認しました。閣議後、プラユット首相は2016年末までにタイ金鉱業は閉鎖されるだろうと述べ、鉱業エリアの原状回復と失職した労働者の援助が行われる予定です。
この決定は、オーストラリアに本拠を持つKingsgate Consolidateの子会社であるAkara社が操業するChatree金鉱山による健康及び環境問題に対して地域住民の苦情に対処することも目的としています。Chatree金鉱山を操業するAkara社は同決定に対し反対の意を示しています。Chatree鉱山は、ベッチャブーン県、ピチット県及びピッサヌローク県をまたぐ地域に位置しています。
4年も立っていたなお、タイの工業省一次産業・鉱山局は2021年10月21日、タイ政府とKingsgate社との訴訟は今、調停中で、まだ決定していないと発表しました。