11月1日からタイの入国隔離免除、日本など46の国や地域対象
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10月21日にタイの外務省は、11月1日から日本を含む46カ国・地域からの渡航者について、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了していれば隔離なしで入国を認めると発表しました。バンコク首都などで外国人観光客の受け入れを本格的に再開し、景気回復につなげたい考えです。
入国時の隔離を免除する措置を巡っては、プラユット首相が11日に新型コロナの感染拡大を引き起こす可能性が低い「低リスク国」を対象に導入すると表明していました。タイ政府は当初、隔離を免除する国の数を「少なくとも10カ国」としていましたが、観光業の立て直しに向けて大幅に増やしたということです。
対象になった国・地域からの渡航者は、従来は最大14日間必要だった入国時の隔離が免除されます。ワクチン接種の完了に加えて、出発前と到着後のPCR検査による陰性証明や、5万ドル(約570万円)以上を保証する医療保険への加入も求めます。
タイは新型コロナ感染拡大前の2019年におよそ4000万人の外国人旅行客が訪れていましたが、今年は8月までで7万人余りと激減しています。