AIでAIを騙す詐欺グループ摘発 銀行の本人確認(KYC)システムを突破
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タイ警察は11月9日、バンコク・スクンビット地区の高級マンションを急襲し、カンボジアから逃亡した中国人4人からなる詐欺グループを逮捕したと発表しました。
このグループは、AI(人工知能)技術を駆使した最新の手口で、銀行の本人確認システムを欺いていたことが明らかになり、タイ国内で大きな衝撃を与えています。
捜査当局によると、このグループの手口は「AIがAIを騙す」というものでした。まず、身分証明書の写真やSNSのプロフィール写真など、ターゲットとなる人物の静止画を入手します。
次に、AIプログラムを使用し、その静止画がまるで本物の人間のように「まばたきする」「口を開ける」「顔を左右に振る」といった動作をする、ごく短い動画を生成します。
犯人グループは、この「AIが生成した偽の動画」を使い、銀行やデジタルウォレットのオンライン口座開設時に行われる「本人確認(KYC)」の顔認証プロセスを実行します。
これらのKYCシステムは、申請者が写真ではなく「実在の人間」であることを確認するため、AIが「まばたきをしてください」などの指示を出します。
犯人グループは、その指示に合わせてAIが生成した偽の動画を再生し、システムを欺き、認証を突破していました。





















