パッタルンの有名デパートで10歳少年が放火 けが人なしも一時騒然
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タイ南部パッタルン県の中心部にある有名デパートで7月7日午後7時ごろ、10歳の少年がライターで段ボール箱に火をつける事件が発生しました。火災により店内にいた従業員や買い物客はパニックに陥り、避難する騒ぎとなりましたが、幸いにもけが人はありませんでした。
事件が発生したのは、コロシアム・デパートのG階(1階)です。現地報道によりますと、少年は特別支援が必要な子供とみられており、両親が会計を済ませている隙に、商品であったライターを使い、近くにあった段ボール箱2か所に相次いで火をつけたとされています。
火は瞬く間に燃え上がり、店内には煙が充満しました。デパートの従業員やその場に居合わせた市民が初期消火を試みましたが火の勢いは収まらず、現場は一時騒然となりました。その後、通報を受けて駆け付けた消防隊によって火は完全に消し止められました。
この火災による重傷者はおらず、数名が煙を吸い込むなどの軽症を負ったのみでした。現在、被害総額の調査が進められています。
事件後、警察は少年とその保護者を警察署へ任意同行し、事情聴取を行うとともに、デパート側との損害賠償に関する協議を進めています。今回の事件は、公共の場で子供から目を離さないことの重要性を示す教訓となりました。





















