タイ人俳優の妻とトランス女性の口論が激化 法的措置へ
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タイの著名俳優タム・ウィチャヤ・チャルチンダーさんの妻である、オン・ドゥアンポーン・チャイラルンヨットさんが、トランス女性(LGBTQ+)のモナさんと激しい口論になり、その様子がSNSで拡散され、大きな波紋を広げています。
この問題は2025年7月初旬、バンコク・エカマイ地区の娯楽施設でモナさんがオンさんから自身の性自認を侮辱するような暴言を浴びせられたと主張する動画やメッセージを投稿したことから始まりました。
モナさんの投稿によれば、オンさんは「カトゥーイ(タイにおけるトランスジェンダー女性への蔑称)」という言葉を使い、これがトランス女性のコミュニティや多くの人々の怒りを買うこととなりました。
その後、スーパーマーケットで両者が再び激しく口論する動画が公開されると、事態はさらにエスカレートし、社会的な関心が一層高まりました。
オンさんは自身のSNSを通じて声明を発表し、口論があった事実を認めたものの、性別を侮辱する意図はなかったと釈明。「一時的な感情に駆られ、相手からの挑発もあった」と述べ、自身の激しい言葉遣いについて社会およびトランス女性のコミュニティに謝罪しました。
さらに、オンさんは相手側からもSNS上で脅迫や名誉毀損にあたる投稿があったと主張。身の危険を感じ、名誉を守るために法的措置を取ることを決意したと明らかにしました。
また、夫であるタムさんもライブ配信で声明を発表。妻に代わって社会に謝罪し、「双方の感情的な対立が原因だった」と説明しました。
一方、モナさんは自身のSNSを通じて口論の背景を説明。「2ヶ月前、偶然同じパブでオンさんと居合わせました。その際、オンさんが気に入っていたホストの男性が、私のテーブルで接客をしているのを彼女が見かけました。さらに、そのホストはオンさんの友人の元恋人でもあったため、彼女は不満を抱いたのです。そして、いきなり私にポップコーンを投げつけ、テーブルまで来て因縁をつけてきたことが、パブでの口論の発端となりました」と述べています。
現在、両者は法的な手続きを通じて問題の解決を図る姿勢を示しており、今後の展開は司法の判断に委ねられることとなります。





















