バンコクのショッピングモール駐車場でスリリングな車窃盗 車内に飼い猫が!
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10月2日午後2時頃、バンコクにあるショッピングモール「ザ・ストリート・ラチャダ」の駐車場で、ホンダHR-Vの車が盗まれる事件が発生しました。
動画(0:12~):https://youtu.be/Mqw5QgtuKtg
防犯カメラの映像には、警備員が鉄製のバリアで盗難車を阻止しようとしましたが、犯人は車をバリアに激突させ、そのまま逃走する様子が映っていました。警備員が後ろから追いかけましたが、追いつくことができませんでした。
さらに、盗まれた車の中には、車の持ち主の飼い猫が乗っていたことが判明しました。
車の持ち主である女性(25歳)によると、モールでコーヒーを買いに立ち寄った際、車内にいる飼い猫が暑がって窒息する恐れのため、エンジンをかけたまま車を離れてモールの入れ口に向かいました。しかし、モールに入ろうとしたところ、自分の車が目の前を通り過ぎるのを見て、すぐに助けを求めたとのことです。
8時間以上の追跡の末、警察はバンコクのラートプラオ地区にあるガソリンスタンドで犯人を逮捕しました。飼い猫は車の座席の下に隠れており、無事に救助されました。
逮捕されたのは、タイ人女性であるナッタカン(39歳)容疑者です。
捜査の結果、ナッタカン容疑者は、過去にコーンケーン県で精神疾患の治療を受けていましたが、1年以上治療を中断しており、事件の前には3日間家を出ていたことが判明しました。
警察の取り調べに対し、ナッタカン容疑者は車の持ち主の姉から連絡があり、その車を返すように指示されたなどという支離滅裂な供述をし、事件の経緯を説明することができませんでした。
そのため、警察は精神科医による鑑定を待つこととし、鑑定の結果、精神疾患が認められない場合は、窃盗と器物損壊の2つの容疑で逮捕状が請求される見込みです。
このニュースが報道された後、多くの人々が車にいた飼い猫の安否を案じ、大きな関心を寄せました。しかし、猫が無事に発見されたという知らせに、人々は安堵の息をついたようです。
