バンコク郊外で修学旅行バス炎上の最新情報
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2024年10月1日、タイ首都バンコク近郊で、修学旅行に向かっていた小学生や教師などを乗せたバスが炎上し、多数の死者が出ました。この事故は、タイ国内外で大きな衝撃を与え、多くの人々が犠牲者に哀悼の意を表しています。
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以下は10月2日に公開された最新情報となります。
死亡者は少なくとも23人
バスはには、45人の乗客が乗っていました。その内訳は、幼稚園児から高校3年生までの生徒39人、教師6人、運転手1人です。これまでに、死亡が確認されたのは23人で、男性11人、女性7人、性別不明が5人となっています。
けが人の状態
この事故により、5人が負傷しました。そのうち3人が生徒、2人が教師で、全員ペートランシットの病院に搬送されました。
10月2日、医師は記者会見で、生徒3人の状態は重篤で、集中治療室に入院する必要があります。一方、教師2人は、火災で閉じ込められた生徒を助けようとしたため、比較的軽傷であると発表しました。
事故の原因
バスのフロントタイヤの破裂が原因とみられ、バスが制御不能になり、中央分離帯に衝突しました。詳細な原因については、現在調査中です。
過去の事例を参考にすると、今回の衝突は燃料タンクやバッテリー付近であった可能性があり、バッテリーのショートや、燃料系統、ガス系統の不具合が原因となっている可能性も考えられます。
バスの運転手が警察に出頭
複数の現地メディアが、事故発生後、バスの男性運転手(48歳)が車から降り、通行人が持ってきた消火器で燃え盛るバスに向けて消火を試みた後、現場から逃走した様子を捉えた動画を公開しました。運転手はその後、警察に出頭しました。
運転手は、事件に驚き、現場から逃走してアーントーン県にある身内の家に身を潜めていたと供述しました。
警察は、運転手に、過失運転致死、救助義務違反、現場からの離脱、警察への通報義務違反などの容疑を告発しました。
最後まで生徒を守ろうとして命を落とした若い女性教師への称賛
現場では、若い女性教師が生徒を抱きかかえている状態で発見されました。このことから、教師は最後まで生徒を火災から守ろうとしたと考えられています。このニュースが拡散されると、SNS上で教師の行動が称賛され、多くの追悼のメッセージが寄せられました。
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