お昼はスクンビット通りなどで物乞いをして夜はおしゃれな服装に着替えて夜遊びする3人のカンボジア人女性を逮捕
詳細
タイ警察は8月29日、外国人観光客に人気のあるバンコクのスクンビット通りなどで物乞いをしていた3人のカンボジア人女性を不法入国容疑などで逮捕したと発表しました。
警察は最近、市民から「夜のスクンビット通りやナナ地区を徘徊している外国人の物乞いがいた」と通報を受けました。
このような行為は、タイの観光地としてのイメージを損なう可能性があるとして、警察は実地調査を実施しました。
8月29日の夜、同地域をパトロールしていた後、警察は入国管理書類を提示できなかった3人のカンボジア人女性を逮捕しました。
逮捕されたのは、チャンタナ(43歳)容疑者、ダオ(38歳)容疑者、ワキム(19歳)容疑者です。
警察の取り調べに対し、女性たちは「典型的な物乞いの姿に見えるようにわざと汚れた服を着ていた」と供述しました。
さらに、警察が容疑者の1人の携帯電話を確認したところ、バンコクのさまざまな場所でおしゃれな服装を着てポーズをとっている本人の写真を発見しました。
警察は、3人の容疑者が昼は物乞いをして通行人から寄付をだまし取っており、夜になるとバンコクの賑やかな夜の街でおしゃれな服装の姿で夜遊びをしていたと考えています。
3人の容疑者は、不法入国と物乞いの罪で起訴され、法律に基づいて訴追手続きを行いためにルンピニー警察署の捜査官に引き渡されました。
タイでは、物乞い集団を装った国際的な人身売買組織が多数活動しているため、安易に物乞いに金銭を渡すことで、人身売買組織や物乞いから利益を得ようとする人々を支援することになりかねません。