4日間も排水溝内に閉じ込められていた男性 麻薬の受け渡しをしていた警察官から逃走
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5月11日午後2時頃、救助隊はバンコクのラーチャテーウィー区ペッチャブリーソイ2近くの排水溝内に男性が閉じ込められているという通報を受け、救助活動のため出動しました。
救助活動の当時、バンコクでは激しい雨が降っており、排水溝内の水位が男性の胸の高さまで上昇していたため、救助隊が特殊な道具を使って排水溝のグレーチングを外しようとしましたが、上手くいかず、救助活動は非常に困難な状況が続いていました。
その後、雨が止んで排水管内の水位が下がり始めたため、救助隊が約10メートル離れた場所にあるマンホールの蓋を開け、男性が上まで登れるように梯子を掛けました。
男性がその梯子を登って排水溝内から出られるまで救助はおよそ1時間かかったとのことです。
男性は、3~4日間何も食べずに、非常に疲れていた状態などで、ペットウェーチ病院に搬送されました。
救助されたのは、警備員として働いていた男性のヨサコン・チャンナムサイ(44歳)さんです。
ヨサコンさんによると、彼はおよそ3~4日前にバーンポー警察署周辺にあるお寺に行き、運悪くそこで麻薬の受け渡しをしている警察官を目撃したため、その警察官に追われて、逃げ切れなく捕り麻薬を4~5個飲まされました。
その後、麻薬を飲ませたことで油断していたのか、再び逃げることができたが、最終的に排水溝内まで逃げ込んでしまいました。ヨサコンさんを口止めのために殺そうした警察官は、部下に排水溝の穴を塞くように命令しました。ヨサコンさんはそのまま、3~4日間排水溝に閉じ込められていたとのことです。
救助隊に通報した男性によると、バイクに乗っている間に、突然雨が降ってきてレインコートを着るためにバイクを止めたところ、排水溝内から助けを求める声が聞こえ、その声の出所を辿ったら、男性が排水溝内に男性が閉じ込められていたことが分かったとのことです。
警察は現在、ヨサコンさんが公述 した警察官が麻薬の受け渡しをしていたという情報を受け、調査を行っています。