バンコクのモノレール路線ピンクラインの駅工事で液体セメントが落下し車両に激突 7日間の建設工事中止命令
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バンコクではこれまでに、モノレールによる事故が何回も発生し、タイ人の中で不安や恐怖がものすごく強くなっているなか、モノレールによる事故もまた発生しました。
3月30日午後5時頃、作業中のモノレール路線ピンクラインのインパックムアントンタニ駅(MT01)で、建設現場から液体セメントが道路に落下し、走行中の自動車に激突するという事故が発生しました。
液体セメントが、自動車の後部窓に当たり、割れたグラスは後部座席の女子の頭に当たりましたが、幸い、自動車のグラスは保護ガラスのため、3歳の女子に大けがを負わなくて済んだとのことです。
それを受け、タイ運輸省スリヤ・ジュンルンルアンキット大臣は3月31日、7日間の建設作業中止を命じ、建設現場の権利者であるバンコク北部モノレール会社(NBM)の建設手順の調査を命じました。
この措置は、企業がより大きな責任を負い、類似の事件の再発を防ぐことを目的としているうえ、タイ都市高速交通局(MRT)に報告するよう要求しているとスリヤ大臣がインタビューに答えました。
また、NBMが被害者の自動車の損害を賠償する責任を負い、被害者に対する継続的な支援を講じることにするという報告がありました。
これにまでに起きていたバンコクのモノレールによる事故
・去年12月:ピンクラインの高架路線から配線ダクトレール(Conductor Rail)の一部が道路に落下した事故
https://www.thaiiku.com/news_detail/id/2584
・今年1月:イエローラインの車輪が落下し、走行中のタクシーに激突した事故
https://www.thaiiku.com/news_detail/id/2604
・今年3月:イエローラインの高架路線から金属片が落下し、走行中の2台の自動車に激突した事故
https://www.thaiiku.com/news_detail/id/2840