バンコクのモノレール新路線ピンクラインの配線ダクトレールが落下 原因は石ころ!?
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12月24日午前4時45分頃、モノレール新路線ピンクラインのサマキー駅(PK04)周辺で配線ダクトレール(Conductor Rail)の一部がティワノン通りに落下したという事故が発生しました。
この事故により、配線ダクトレールの下にあった3台の自動車とチョンラプラターン市場前の電柱が損傷しました。幸い、けが人や死亡者がいませんでした。
これを受け、タイ高速鉄道公社と当局は、事後の原因を究明する調査を行うため、同日午後12時よりピンクラインの運行を停止することにしました。
スリヤ運輸相は12月25日、クレーンの運転によるズリや石ころなどの異物が配線ダクトレールのサイドホイールに引っかかったことがこの事故の原因だったと発表しました。
この発表に対し、SNSでは「ふざけてんのか?」「どんな調査だ?」「もし当時、雨が降っていたらきっと雨のせいにするでしょう」「え?マジで言ってんの?」「時間がもったいない」などの声が寄せられています。
また、この事故を受け、ピンクラインは12月25日、23駅のみ運行することにし、残り7駅は安全確保の推進が終わるまで停止することにしました。
バンコク都内で建設中のモノレール新路線のピンクラインは、ノンタブリー県のケーライ駅とバンコクのミンブリー駅を結ぶ30駅がある34.5kmの路線で、2020年に車体が中国から輸入し、今年11月21日から運賃無料の試験運行を開始したばかりです。