タイで薬物などに関する中国の犯罪組織 今日までの調査で約90%
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今年10月下旬、警察は中国の実業家グループと関与している可能性があるバンコク都内の違法営業のナイトクラブ「ジンリン」を摘発し、その場にいた客の大半は薬物検査で陽性だと明らかになりました。
11月21日、かつてソープ王と呼ばれ、政治家に転身し、今は闇社会の暴露系重要人物となっているチューウィット・カモンウィシット氏が、中国の犯罪組織とつながっている情報を法務省に提出しました。
チューウィット氏によると、中国の犯罪組織と深いつながりがあるとされる中国人でタイ国籍保持者の実業家であるトゥ・ハオ氏(タイ名:チャイヤナット氏)は、プラユット首相を支持する与党第1党の国民国家の力党に約300万バーツの現金を寄付していて、警察がナイトクラブ「ジンリン」を摘発した後、トゥ・ハオ氏がタイ政府関係者から協力を得て、プライベートジェットでプラチュアプキリカン県の飛行場に逃走したとのことです。
11月23日、トゥ・ハオ氏が自分で警察に出頭しましたが、すべて容疑を否認しています。また、事裁判所はトゥ・ハオ氏が国外に逃亡しようとする恐れがあるため、保釈請求を却下しています。
11月27日、麻薬制圧委員会事務所(ONCB)は、トゥ・ハオ氏が逃亡で使用したプライベートジェットをプラチュアプキリカン県の飛行場で押収したと発表しました。また、ONCBによると、トゥ・ハオ氏に関連する40以上の銀行口座が発見し、現場は凍結したとのことです。
11月29日、警察はバンコクに隣接するサムットプラカーン県にある住宅団地で、中国の犯罪組織が買い占めた1軒当たりの販売価格は3500万~6000万バーツの高級住宅を家宅捜索しました。高級住宅が66軒あり、中国の犯罪組織が買い占めたは50軒で、あと16軒はタイ人が所有していましたが、中国人の騒がしい声などの迷惑な行動を耐えられず、どんどん住めなくなっていました。
このほか、バンコク都内の1億バーツ以上の高級マンションを手入れし、高級車などを押収しました。
12月1日、警察は今日までの調査が90%くらい進行し、中国人を含めた容疑者102人を逮捕したと発表しました。