タイ首相 2ヶ月以内にサウジへの労働力輸出再開
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タナコン政府報道官は、タイとサウジアラビアの間で関係修復が合意されたことを受け、プラユット首相がタイからサウジへの本格的な労働力輸出再開に向けた動きを2ヶ月以内に具体化するよう求めたという。
以前はタイから大勢のタイ人がサウジに出稼ぎに行っていましたが、 30年以上前に起きたタイでのサウジアラビア人外交官殺害事件やサウジアラビアの王族の家で働いていたタイ人が、高価な宝石を盗み出してタイに持ち帰った事件などのせいで2国間の関係が悪化し、タイ人労働者をサウジに送り込むことが難しくなっています。
また、タナコン政府報道官によると、現在サウジで働いているタイ人は約1345人、そのほとんどが自力で働き口を見つけた人とのことです。国立タマサート大学中東研究所のチャラン教授によると、最盛期には20万人に及ぶタイ人がサウジで働いていたという。