タイとサウジ、関係正常化で合意 宝石盗難事件から33年
詳細
1989年にタイ人労働者がサウジ王室から宝石類を盗み出した事件で悪化した関係の修復に向けて、プラユット首相が1月25日にサウジを訪れ、ムハンマド皇太子と会談していました。
事件ではサウジの宮殿で働いていたタイ人労働者が約2000万ドル(約23億円)相当とされる宝石類を盗みました。タイ側は一部を返却しましたが、最も貴重な50カラットのブルーダイヤモンドはいまだ見つかっていません。
プラユット首相によると、タイ・サウジアラビア合同委員会が設置される予定であり、両国の外交的関係の修復、経済協力の拡大、人と人の交流の促進につながることが期待されるとのことです。